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黄まゆ基礎知識

黄繭に期待される美肌効果と『黄まゆモイスト&スムージングオールインワンゲル』の3つの強みについて

黄まゆを美肌維持に利活用することのメリット

皆さんは,繭(まゆ)の生糸はタンパク質で出来ており,絹製品の原料となることはご存知でしょうが,繭糸(けんし)がフィブロイン(70~80%)と呼ばれる生糸となる中心部分と,そのフィブロインを覆い守る外皮であるセリシン(20~30%)から成っているという構造までをご存知の方は少ないかと思います.

現在では,繭は生地としての(フィブロインだけの)使用だけではなく,過去には廃棄されていた外皮部分のセリシンが食品(食品添加物・ドリンク剤など)・化粧品(化粧水・クリームなど)・毛髪料(シャンプー・リンス)・医療機材(人工皮膚・縫合糸など)などに幅広く活用されています.

私が,この繭で注目しているのは,タンパク質であるセリシンの美肌への効果です.セリシンは,人の体を構成する18種類のアミノ酸を含有する繭に含まれる天然由来成分(タンパク質)で,化学的に作り上げられた物質ではありませんので,高い機能を有しながらも人肌に優しいことは簡単に想像できます.アミノ酸の全20種類のうち,セリシンに含まれる18種類のアミノ酸とその効果(表1)をご覧頂ければ,その美肌への効能を期待せずにはいられません.

表1 セリシンに含まれるアミノ酸と人体への影響

必須アミノ酸 → 意図的に体内に取り込む必要のあるもの
BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン) 筋肉の質を高め,エネルギーを供給する効果
リジン カルシウムの吸収を促進し,肝臓機能を高める効果
メチオニン 血中コレステロール値を抑制・活性酸素を低下させる(アンチエイジング)効果
フェニルアラニン 脳内の神経伝達物質となり,記憶力を強化する効果
スレオニン 成長の促進・肝臓の脂肪蓄積を抑制する効果
トリプトファン 睡眠の改善・アンチエイジングの効果
ヒスチジン 食欲の抑制・脳神経を防護する効果
非必須アミノ酸 → 体内で生成できるもの
アルギニン 筋肉増強・病原体を捕食するマクロファージを活性化する効果*
アスパラギン酸 毒素を体外に排出して中枢神経系を守り,疲労に対する抵抗力向上の効果
セリン 天然保湿因子の主成分で肌の角質層に多く含まれており,美肌・美白効果・認知症予防などの効果
システイン 肌のシミの原因となるメラニン色素の産生を抑制する効果
グルタミン酸 肌に潤いを与える・認知症を予防する効果
アラニン 肌に潤いを与える・肝臓の働きを活性化する効果
グリシン 睡眠の改善・肌のハリと弾力を維持する効果
チロシン 脳内の神経伝達物質となり,集中力を強化する効果
プロリン コラーゲンの主要成分で,肌を再生する効果

*マクロファージ:白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性の食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす。

参考文献
1. 小泉勝夫(2015):カイコの豆知識(改訂版).シルクミュージアムショップアソシエイション